2007年5月10日木曜日

WebDAVサーバ接続時のベーシック認証を有効にする

Windows XP Service Pack 2を導入した環境での、WebDAVサーバアクセス方式に変更が加えられています。従来はベーシック認証が用いられましたが、セキュリティ的な問題で、ベーシック認証はhttpsのみとなっています。しかし、外部に公開しないWebDAVサーバならばベーシック認証の方が手軽ですし、どうしてもベーシック認証を行いたい場合もあるでしょう。もちろんセキュア環境という観点から見れば迎合する仕様変更ですが、今週はWebDAVのベーシック認証を有効にするTipsを紹介しましょう。

1. <スタート>メニューから<ファイル名を指定して実行>を選択し、「名前」に「regedit」と入力後<OK>ボタンをクリック。
2. レジストリエディタが起動したら、HKEY_LOCAL_MACHINE → SYSTEM → CurrentControlSet → Services → WebClient → Parametersとキーをたどって開く。
3. <編集>メニュー→<新規>→<DWORD値>と選択し、名前を「UseBasicAuth」に変更する。
4. 「UseBasicAuth」をダブルクリックで開いて、値のデータを「1」に変更し、<OK>ボタンをクリック。
5. 「レジストリエディタ」に戻り[F5]キーを押して、レジストリ内容をシステムに反映させたら、「レジストリエディタ」を終了する。

これでベーシック認証が有効になり、Service Pack 2導入後にアクセスできなくなったWebDAVサーバにもアクセスできるようになりました。ちなみに「UseBasicAuth」のデータ値を「0」にすれば、初期状態のベーシック認証無効に戻ります。また、httpでベーシック認証を行う場合はパスワードが外部に漏れる可能性があるので、外向けWebDAVサーバに用いらないようにすることをお勧めします。

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